ニュアラの自社農園 マリーゴールド編

ニュアラでは、

デザイナーの祖母が住んでいる鹿児島県の耕作放棄地を利用して、

染料に使用する植物を、地元の方の協力を得てオーガニックで育てています。

2020年に始まったこのプロジェクト。

畑の広さは1000坪ほど。

近所の養豚農家の方から堆肥をわけていただき、荒れた広大な土地を耕して肥やすところから始まりました。

同時に、手作りビニールハウスで種子を発芽させて苗作りを進め、

春の初めに一株ずつ畑に植え替えをして、2021年夏にはたくさんのマリーゴールドが咲いてくれました。

草木染め

2021年2月

 

 

マリーゴールド染め

2021年6月

満開。

日中は暑くなるので朝5時〜8時がメインのお花摘みタイム。

 

 

 

マリーゴールド染め

無農薬でも虫さんがつかない理由は、お手製の唐辛子入り木酢液を毎朝散布したから。

草も手でぬいてあげて、大切に育てられています。

 

 

マリーゴールド染め

たくさん咲いたお花畑は、プワンといい香りの夢のような雰囲気。

朝の光と、鳥の声と木々のざわめきしか聞こえないこの場所で、

起きてすぐにお花摘みをする幸せな感じはなんとも言えません。

 

 

マリーゴールド染め

メルマガでお手伝いを募集したら応募してくれたAちゃん。

一週間ほど滞在してくれました。

石川県から鹿児島まで車で来てくれた強者。

お花摘みをとても楽しんでくれて、

「人間には単純作業が必要だったのかも・・・」の一言が印象的でした。

 

 

 

マリーゴールド染め

母とAちゃん。

おしゃべりしながらのお花摘みは、♪夏も近づく八十八夜〜〜 の気分。

いつもしているパソコン作業とは全く違う、五感と手を使いながらの無心な時間。

写真左の方のお花が少ない緑色の部分ははすでに摘んだところ。

お手製の、車輪のついたイスで少しずつ後ろに下がっていく作戦。

 

 

ニュアラ染め

染料に使用するのは花びらだけ。

選別して、網戸の網を木枠に貼ったものに薄く広げて、

天日に当ててカラカラに乾燥させます。

 

 

猫

網戸の木枠を乗せる台は、子猫たちのお気に入りの遊び場。

ひっくり返してしまうのであまり使えなくなりました・・

 

 

栗の木

お昼休みは大きな栗の木の下で。暑くても涼しくて、木の優しさを感じました。

のんびり。

 

 

枇杷

おやつは木になっていた枇杷。

ヒュっともいでそのまま食べられる人間らしい幸せを思い出します。

 

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ニュアラでは基本的にオーガニックの材料を使用していますが、

自社で染料を作ることは、手間やコストはかかっても、

思い入れや安心も増えます。

何より、育てる過程での愛情や、手を動かすことで得られる経験も、製品に溶け込んでいるように感じます。

 

 

2021年に採取したマリーゴールドを使用したカラーは、

「コニャック」「グラスグリーン」

 

コニャック「コニャック」

 

 

マリーゴールド

「グラスグリーン」

 

 

 

ニュアラ染め

「コニャック」と「グラスグリーン」

 

 

 

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